2004年2月3日(火)
D.Coe and E.Helpman(1995) "North-South R&D Spillovers"WBER Working Paper No.5048読了。
仕事用。ちょっとインチキっぽい実証分析をやろうとしてたんで、それを正当化できそうな
モデルを探してたらこの論文にぶち当たった。そしたら俺のやろうとしてたことのアイディアが書いてあった。
喜んでいいのやら悪いのやら(まあ、俺の場合はさらにインチキくさいことを考えるんだけどね)。
でもこの論文、最適化問題解いた誘導形を推計するとかじゃなくて、いきなり回帰式が出てきて
それを推計する。いいんですかねそんな単純で。まあ天下のHelpman先生が書いてるんだからいいんだろう。
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2004年1月25日(日)
だいぶ前だけど、岩田規久男・八田達夫『日本再生に「痛み」はいらない』を読了してた。
岩田先生の政策提言はいろいろな本で読めるけど、八田先生の政策提言を体系的に知るには、
この本がベストなんじゃないかな。
先生曰く、「全然この本には力を入れてなかった」らしいけど、よくまとまっていると思う。
オススメ。
八田先生の政策提言は面白いのが多いんだけど、特に書き留めておきたいのは、
・将来役立つ公共投資の前倒し(電力会社間の連結線の接続、
国土縦断ガス・パイプラインの建設、広葉樹林の植樹など)
・都心の商業地区の住居系ビルの容積率を基準容積率の1.5倍にする。 また、事務所系ビルの容積売買制度の創設
・二元的所得税の確立、その際、勤労所得に関しては累進課税
・夫婦それぞれの年金口座作成、公務員の配偶者手当廃止、保育補助券制度などによる
女性の労働供給促進
・資産所得の定率による分離課税と損益通算
・譲渡益税の死亡時課税、相続税の引き上げ
・法人の不動産に対する含み益利子税
・基礎年金の財源は税金でまかなう
・年金の給付率を引き下げ、保険料率を引き上げて、世代間で一定
・日照権に関するプット・オプションの売買制度
・年齢階層別選挙区制度
よくもまあ、ここまでいろいろと考えるもんだ。もちろん本にはこれら提言の根拠が書いてあるけど、
上の項目だけを見てどういうロジックなのか(そしてどういう反論がありそうか)
考えてみるのも勉強になる。
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